JICOが聴けるステキなお店 #1 神田 「Root Down」

2019-09-13


神田とはどんな街のイメージをお持ちだろうか?東京をまだよく知らない頃、そこは古書店街であり、神田明神の門前であると勝手に思っていたが、さにあらず。オフィスと予備校があり、サラリーマンにやさしい居酒屋の街でもあった。

JR神田駅東口から徒歩約3分。神田「Root Down」は独特の風格を湛えてそこにあった。マスターの吉川徹氏曰く「折角のご来店、喜んで帰って頂きたいというのが基本にあります。自分がお客さんとして、居心地の良い空間を逆算して考えて作っています。」


その日の雰囲気で選曲するというレコードはジャズ、ブルース、ソウル、ラテンが中心。ジャズだけで5,000枚を優に超えるコレクションである。

2008年12月、神田駅に近いビルでオープン。そのビルの建て替えに伴い2018年10月、旧店舗のインテリアほぼそのままに現在地へ移転した。

アメリカのゴスペルシンガーSam Cooke
「A Change Is Gonna Come」の1番の歌詞。


40代以上のひとり客が多いとのことだが、「レコードを見たことも聴いたこともない、普段デジタル音源をイヤフォンで聞いているような人に是非うちの音を体験して欲しい」と語る吉川氏。「この店のオープン時に初めて音を出した時、あぁ、こんな音がするんだと涙が出ました。」

おすすめは「神田ハイボール」と「Funky Ginger」


システムはターンテーブルがDENON DP-500M、真空管アンプは音のエジソン社製 MODEL2000MKⅡ。スピーカーも同社製のプロミネント。SHURE社のMMカートリッジを採用。「MMは荒っぽい感じがするビートの効いた音楽に向いていると思います。」


JICOのSASの印象を伺うと
「以前、ネットオークションでSHURE V15 TypeⅢの中古の交換針を1万円ちょっとで買ったことがありますが、経年変化なのか、すぐに折れたんです。その頃お客さんからJICOの事を聞きました。うちは最初からSASです。今は4本くらいサブで持っています。私はオリジナルより良い音だと思います。」

 

Cafe & Bar「Root Down」
店名は小学校五年生の時に初めて買ったJimmy Smithのレコードから。
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町30番地S-Grace101  tel 03-3252-4982
18:00~24:00   日・月休
http://www.rootdown.jp

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日本精機宝石工業(株)東京オフィス
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