レコード針の交換をはじめてされる方へ

CHANGE STYLUS

弊社ではJICO(ジコー)という呼び名であるレコード針を2,350種類以上、約30のメーカーに対応するモデルを製造しております。

レコード針の寿命は以下の試聴時間を目安としてください。
丸針:200時間、ダエン針:150時間、Sダエン針:400時間、シバタ針:400時間、SAS針:500 時間

本ページ下部に対応針の一覧表がございます。
どのレコード針を使えば良いか分からない場合はご覧ください。

Contents

針の交換方法

HOW TO CHANGE STYLUS

レコード針は簡単に取り外し交換できるタイプのものが多く存在しております。
カートリッジまたはレコードプレーヤーに対応したレコード針を組み合わせることでレコードを聴くことができます。

※レコード針を交換する場合にはプレーヤーやアンプ、スピーカーの電源を必ず切ってください。また針先には絶対に指を触れないようにしてください。

A.最も標準的なタイプの針は、穴に差し込むことで針を装着できます。

(N44GやEPS-270EDなど)

①レコード針のプラスティック部の両端をかるくつまみ、黒矢印方向に引き抜くことで簡単にはずれます。

②新しいレコード針を白矢印方向に差し込むことで装着できます。

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B.主に1万円前後のポータブルプレーヤーに取り付けれらている針は、はめ込むことで針を装着できます。

(4RBやSJN-75など)

①レコード針のプラスチック部の両端をかるくつまみ、押し下げることで黒矢印方向へ簡単にはずれます。

②新しいレコード針のプラスチック部の後方をはめ込んだ後、白矢印方向へ押し上げて「パチン」と装着できます。

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C.PZP1004、ND-155G、AN-11、ND-142Gなど

①レコード針のプラスチック部の両側をつまんで、前方を少し押し上げ、黒矢印方向へ抜き取ることで簡単にはずれます。

②新しい針の後部突起をカートリッジの溝孔に白矢印方向へはめ込んだ後、針前方を押し上げて「パチン」と音がするまではめ込むことで装着できます。

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D.ヘッドシェルごと交換することができます。

レコードプレーヤーのトーンアーム先の筒状の部分(図の赤枠)を回転させることで、ヘッドシェルを取り外すことができます。
※図の様なユニバーサル型のトーンアームの場合に限ります。

弊社の製品「OMNIA」はヘッドシェル+カートリッジ+レコード針がセットになっているため、お持ちのカートリッジに対応するレコード針がない場合でも、こちらに交換しすぐにレコードを聴くことができます。

「OMNIA」の商品ページはこちら

※ヘッドシェルを交換する場合にはアームをアームレストに固定した状態でおこなってください。

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針の探し方

HOW TO FIND

どのレコード針を購入して良いかわからない場合は以下をご確認ください。

①カートリッジ(図)またはレコードプレーヤーの型番を調べる。
本体のどこかに数字とアルファベットの組み合わせの番号があることが多いです。
②右上の虫眼鏡マークを押し、検索窓にカートリッジまたはプレーヤーの型番を入力し検索。
③検索結果で表示されたレコード針の商品ページに、該当のカートリッジまたはレコードプレーヤーの記載があれば、そのレコード針が対応いたします。
①〜③の手順でも検索結果に何も表示されない場合や商品ページに記載がない場合でも、対応するレコード針の取り扱いがある可能性がございます。
弊社へお問い合わせいただければ詳しくお調べいたします。

対応針一覧表

ボタンを押していただくと対応針一覧表が表示されます。
※こちらに記載されているレコード針はほんの一部です。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

針先の種類

TIPS

【無垢丸針】

針先のチップ全体がダイヤモンドで構成されたモデル。
標準的な円錐形状(先端部R0.7mil)を持つ針先です。
一般的な寿命は約200時間です。

詳しくはこちら >

【無垢ダエン針】

針先のチップ全体がダイヤモンドで構成されたモデル。
丸針と比較すると横断面がダエン形をした針先で、高音域の伸びを良くする目的で作られています。
一般的な寿命は約150時間です。

詳しくはこちら >

【SAS/B(ボロン)】

当社独自の高品位&長寿命モデル。
カンチレバーにボロンを使用しており、クラシックなどの繊細な音の再現が得意です。
アルミカンチレバーよりも忠実にレコード溝の情報をトレースすることが可能となっております。
一般的な寿命は約500時間です。

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【SAS/S(サファイア)】

当社独自の高品位&長寿命モデル。
カンチレバーにサファイアを使用しており、剛性が高く、アナログレコードに刻まれた音の再現性がより高まります。
通常のアルミカンチレバーに比べてひとつひとつの音がはっきりとし、特にボーカルがクリアになります。
ボロンタイプ(SAS/B)に比べるとハイレゾ系の音に近いような印象。
一般的な寿命は約500時間です。

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【SAS/R(ルビー)】

当社独自の高品位&長寿命モデル。
カンチレバーにルビーを使用しております。
サファイアの特徴に加え、先に向かって細くなっていくテーパーカンチ仕上げになっております。
そのため、針先の移動質量が小さく抑えられ、細かく正確に振動することでレコード溝の情報を忠実に再生することができます。
ボロンタイプ(SAS/B)に比べると、音の響きがより深くなり、生演奏の録音などは目の前に奏者がいる様な印象です。
一般的な寿命は約500時間です。

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【KUROGAKI 黒柿】

カンチレバーに木材を使用した当社オリジナルのモデル。
高級銘木として珍重されている黒柿を使用し、
ボーカルや楽器の音が優しく、聞き疲れしない温かみのある音が特長です。
針先は丸針で、一般的な寿命は約200時間です。

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【USHIKOROSHI 牛殺】

カンチレバーに木材を使用した当社オリジナルのモデル。
鎌柄カマツカ(別名ウシコロシ)を使用し、中低音の鳴りっぷりが魅力の商品です。
緊張感と迫力のある音で、エネルギーが強い楽曲の聴きごたえがあります。
針先は丸針で、一般的な寿命は約200時間です。

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【YURUSHI-IRO 聴色】

カンチレバーに木材を使用した当社オリジナルのモデル。
ピンクアイボリーを使用し、繊細でとても透明感のある音が特長です。
針先は丸針で、一般的な寿命は約200時間です。

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【丸針】
一般的なレンジの音域を再生する汎用モデル。
標準的な円錐形状(先端部R0.7mil)を持つ針先です。
DJが使用する針などは大体この形状の針が使用されています。
一般的な寿命は約200時間です。

【ダエン針】
高音域の伸びに特長を持たせたモデル。
丸針と比較すると横断面がダエン形をした針先で、高音域の伸びを良くする目的で作られています。
中低音ともに元気な音といった印象です。
一般的な寿命は約150時間です。

【Sダエン針】
音溝への追従性をダエン針より高くしたモデル。
横断面をダエン針より更に“細長く”設計された針先で、ダエン針と比較してより忠実に記録信号を再生する目的で作られています。
Hyper Ellipticalとも呼ばれますがJICOではSダエン(スーパーダエン)と呼んでいます。
一般的な寿命は約400時間です。

【シバタ針】
4chのサウンドとして再生できるモデル。
前後左右と4chサウンドとして再生することが出来る針です(レコード自体が4ch録音されたものに限ります)。
一般的な寿命は約400時間です。