JICOが聴けるステキなお店#4 BAR GOLEM

2020-02-28

東急田園都市線・三軒茶屋駅北口からまっすぐ茶沢通りを進むと、両脇に小さな素敵なお店が軒を連ねる。この街の人気は「どこか懐かしい温かみ」に起因するのだろう。実際この地で独立して13年目の「GOLEM」のマスター宮本氏も「いい意味でのローカル感が魅力」と言い切る。駅から徒歩5分。ビルの2階に隠れ家の様な佇まいで「GOLEM」はある。こんなBarを知っていると、いざという時に連れに自慢できそうだ。


ストーリーの始まりを予感させる木製のドアを押すと、ゼブラウッドの分厚い一枚板のカウンターに6つのスツールが並ぶ。黒を基調としたシンプルな内装と共に目を引くのがカウンターの高さに設置された2台のターンテーブル。DENON DP-6000とYAMAHAのGT-2000が鎮座している。「ここから音が出るんですか?と興味津々に見られる方もいらっしゃいますし、何よりみなさん、レコードが回ってるのを見るのがお好きみたいです」


その時のお客様の雰囲気に合わせてJazzやRockをマスターが選曲するというレコードのコレクションは約2,000枚。30、40代の音楽好き、Bar好きのお客様が中心である。レコードについての自論を伺うと「CDとは明らかに違います。音の深みや柔らかさ、生っぽい音はレコードならではのもの」


プリアンプはmcIntosh mx-110, c26, c33を定期的に入れ替えている。パワーアンプについては、mcIntosh mc240はtannoy autograph (monitor gold)へ、KCA 300bシングルアンプはJBL LE8Tに繋ぎ、日替わりで鳴らしている。「荒い感じでパンチの効いた音が好き」ということから、カートリッジはSHURE V15 typeⅢを採用。気持ちの良い音場を生み出す。



お薦めドリンクは宮本氏が「味を決めるのが難しく一番練習した」というブランデーベースのカクテル「サイドカー」。頼めばお好みのカクテルも作ってくれるとのこと。


奥には3人用と4、5人用の半個室もあり、ちょっとした飲み会にも使えそうだ。「もっとオーディオ好きのお客様にも、音楽を聴きに来てほしい。」音楽とお酒と会話と。大人ならではの唯一無二の時間を楽しめる。

最後にJICO製品の印象を伺うと、
「SHURE V15 typeⅢの交換針を使用してます。オリジナルが手に入らない今となっては貴重な存在だと思います。音質も好みの違い程度のように思い、大変素晴らしく満足のいく製品です」
とのこと。


BAR「GOLEM」

店名はヘブライ語で「生まれる」の意味。形が無いところから何かが出来るというマスター宮本氏の想いが籠められている。
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-30-27 2F  tel 03-5787-8828
20:00~4:00  月&第1日休
http://bar-golem.com/


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