SDチップ 黒の装いで発売決定

2023-09-25

この度、新たにSDチップ(合成無垢ダイヤモンドチップ)での発売を決定いたしました。
接合ダイヤモンドチップの部材不足により約2年間製造できなかった363種類の交換針を復活させました。

2023年10月2日(月)からご注文の受付を開始いたします。

●CUSTOM SHOPシリーズとして、
SHURE M44用の交換針JICOオリジナルMMカートリッジのバリエーションを増やしております。

N44-7はブルーN44Gはクリアブルーのノブを使用しております。

●REPLACEMENT STYLUSでは、
サードパーティーとして製造してきた多くのメーカーの交換針をラインナップしております。
約2年間製造できなかった交換針を復活させました。

いずれもJICO製品を気軽に楽しめる定番品として手に取っていただければと存じます。

SDとNUDEの比較

なお、社内での耐久試験などを終え、安心してお使いいただける品質になっております。
音に関しましても、昨秋に完成しました弊社本社のリスニングルームでの試聴を重ね、今までの接合ダイヤモンドチップと比較しましても遜色ない“音色”を奏でていると自負しております。

最後に、インフレ下ではございますが、ほぼ全ての商品の価格は据え置きとさせていただきました。

JICOブランドを愛してくださる全ての方々へお届けできることを願っております。

日本精機宝石工業株式会社
取締役社長 仲川 幸宏

【SDチップ(合成無垢ダイヤモンドチップ)】

合成ダイヤモンドは、人工的に合成されたダイヤモンドのことを指し、天然ダイヤモンドと同じ化学成分、結晶構造、光学的・物理的特性を持ちます。
天然ダイヤモンド=ND:Natural Diamondに対し、
合成ダイヤモンド=SD:Synthetic Diamondと呼ばれます。

天然ダイヤモンドは自然に発生したもののため個々に硬度の差がありますが、合成ダイヤモンドでは安定した硬度を出せるという利点があります。
合成ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドと比較して価格が安く、供給が安定しているため、幅広い用途で利用されています。

【特徴】
●SDチップ(合成無垢ダイヤモンドチップ)はNUDEチップ(天然無垢ダイヤモンドチップ)と同じくチップ全体がダイヤモンドで構成されています。
●チップ径がφ0.25㎜と、接合ダイヤモンドチップと同じ大きさです。
●天然ダイヤモンドと同じ硬度です。
●先端チップ形状は丸針で、再生時間保証は約200時間です。

チップの径

チップ径、形状が変わるとおのずと音色も異なってまいります。
特にNUDEチップとSASチップは細く小さいためレコード盤の音溝へ深くまで入り込みます。
レコード盤に記録された音の再現性が高く上質でエレガントな音を楽しめます。

【SDチップについて】 日本精機宝石工業株式会社 技術部 谷口 一馬

今回SDチップを導入するにあたり、チップの性能について試験を重ねて参りました。

試験項目はいくつかあるのですが、その代表的な項目としては耐久・耐摩耗試験です。
専用の連続再生試験機にて何百時間にも及ぶ試験を行い、試験前と試験後のチップの状態を確認します。

また、チップの摩耗だけではなく、ダンパーゴムの劣化も音質に大きく影響を与えます。弊社ではダンパーゴムを社内で素練り、配合、混練り、成型まで行なっております。生成する季節に応じて薬品の配合などを微妙に調整し社内規格硬度を保っております。

チップ摩耗試験機

この他にもいくつかの試験を実施し成否の判定を行います。
下記に示すデータは、社内全てのレコード針一本一本取っており、今回はNUDEチップ、SASチップなどとも比較しております。

そして、SDチップは社内で定めている試験に合格し再生時間保証は200時間と設定いたしました。

チップ先端の磨耗量

そして、音色につきましてはリスニングルームで社長を始め音検のスタッフなど複数名で、それぞれ独自のリファレンスで時間を掛けて確認しました。
もちろん私も確認いたしました。今までの接合チップと比べても全く遜色なく心地よい音を奏でています。

技術部谷口

今までのSAS、NUDE丸針・NUDEダエン針、Sダエン、シバタに加え、SDと合計6種類の先端チップをラインナップいたしました。
弊社製MMカートリッジJ44、J50、IMPACTに、オリジナルカンチレバーのMORITAやSASシリーズ、そして複数の先端チップ形状と様々な組み合わせでJICOの音をお楽しみください。