「MORITA~Wood Carving Cantilever~」シリーズの交換針をご紹介いたします。

目次

「MORITA~Wood Carving Cantilever~」シリーズとは?

世界初、カンチレバーに木材を使用したレコード針

「木製のカンチレバーをもったレコード針の音を聴いてみたくなった」

寡黙なレコード針職人・森田耕太郎のひと言から生まれました。
森田は約半世紀に亘りJICOの社員としてただひたすら「モノづくり」を続けて参りました。
そんな彼の精神、技術、実績を後世に残したいという意図で彼の「名」を冠した製品をこの度発売するに至りました。

カンチレバーとは日本語では片持ち梁(かたもちばり)と言い、水泳プールにある飛込み板のような構造の総称です。
レコード針においては、材質、サスペンション性能、形状などによって音質に変化をもたらします。
従来の素材はアルミニウムなど金属製が主流ですが、「MORITA~Wood Carving Cantilever~」は天然木を採用している為、必要サイズまで削り出した後、節や亀裂が入っていると使い物になりません。
木材の持つ特性を生かし、一つずつ慎重かつ丁寧に細心の注意を払いながら組み立てています。

「MORITA~Wood Carving Cantilever~」の製品は、
森田氏自身が唯一の規格であり、最終の品質基準です。
どれほど時間をかけて製作したものであっても、
森田氏が「OK」を出さないものは、決して世に出ることはありません。
自然素材の個性を読み、精密加工を行い、音の最終クオリティまで見届ける——
この全ての工程で森田氏の目と感覚が基準となることで、MORITAは“名を冠した責任”を体現するブランドとして成り立っています。

【KUROGAKI 黒柿】

カンチレバーの素材に高級銘木として珍重されている黒柿を使用し、
ボーカルや楽器の音が優しく、聞き疲れしない温かみのある音が特長です。
2019年11月にシリーズ第1弾として発売しました。

クロガキとは
温暖の地よりも、山地の寒冷地に植えられています。
”しみ”(黒色の縞)は渋柿に比較的よくでるとされていますが、”しみ”がなぜ出るかはあきらかではありません。
心材に黒色の縞が生じ部分的に一面黒色になるものが偶然現れるとされています。
正倉院の木工品に見事な”黒柿両面厨子”に使われて以来、高級銘木として珍重され東宮御所の壁面にも使われています。

ラインナップ

【USHIKOROSHI 牛殺】

カンチレバーの素材に鎌柄(別名ウシコロシ)を使用し、
中低音の鳴りっぷりが魅力のレコード針です。
2020年7月にシリーズ第2弾として発売しました。

鎌柄(カマツカ)とは
別名ウシコロシ。鎌の柄や牛の鼻に輪を通すときに用いられたことから名が付きました。
成長速度が遅い木であり、強固でしなやかな性質をもっています。
木材の目利きが選び、天然乾燥に5年以上かけた素材のみを利用しています。

ラインナップ

【YURUSHI-IRO 聴色】

カンチレバーの素材にピンクアイボリーを使用し、
一つ一つの音がとても繊細で、高音の抜けがよく全体的に綺麗な音が特長です。
2023年9月にシリーズ第3弾として発売しました。

ピンクアイボリーとは
「桃色の象牙」と言われ、その名の通りピンク色の木目が特徴で知られています。
材質はとても硬く、加工が難しい木材です。
ピンク色の部分は心材からしか得られないことや色合いの個体差が大きいため、とても高価な値段で取引されます。
また、その美しさや質感から、家具や工芸品、楽器の製作などに使われることがあります。
なお、ピンクアイボリーは象牙とは関係ありません。木材の色合いが象牙に似ていることに由来しています。

ラインナップ

※使用上のご注意

・針先が埃などで汚れた場合には、乾いた柔らかいブラシなどを使って奥から手前側にブラシをかけてください。
・決して濡らして拭き取るような湿式タイプをご使用にならないでください。カンチレバーの劣化の原因になります。
・スクラッチプレイでのご使用はお控えください。カンチレバーが折損する可能性がございます。

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