製品について
VN35 YURUSHI-IRO 聴色 NUDEは、SHURE(シュアー)のカートリッジ:V15 type Ⅲに使用できるレコード針です。
「YURUSHI-IRO 聴色」はカンチレバーの素材にピンクアイボリーを使用したレコード針です。
一つ一つの音がとても繊細で、高音の抜けがよく全体的に綺麗な音が特長です。
ピンクアイボリー(PINK IVORY)とは
「桃色の象牙」と言われ、その名の通りピンク色の木目が特徴で知られています。
材質はとても硬く、加工が難しい木材です。
ピンク色の部分は心材からしか得られないことや色合いの個体差が大きいため、とても高価な値段で取引されます。
また、その美しさや質感から、家具や工芸品、楽器の製作などに使われることがあります。
なお、ピンクアイボリーは象牙とは関係ありません。木材の色合いが象牙に似ていることに由来しています。
この代替針(交換針)は「無垢丸針」タイプです。
標準的な円錐形状を持つ、一般的なレンジの音域を再生する汎用モデルです。
一般的な寿命は約200時間です。
MORITA〜Wood Carving Cantilever〜とは
「木製のカンチレバーをもったレコード針の音を聴いてみたくなった」
本製品は寡黙なレコード針職人・森田耕太郎のひと言から生まれました。
森田は約半世紀に亘りJICOの社員としてただひたすら「モノづくり」を続けて参りました。そんな彼の精神、技術、実績を後世に残したいという意図で彼の「名」を冠した製品をこの度発売するに至りました。
カンチレバーとは日本語では片持ち梁(かたもちばり)と言い、水泳プールにある飛込み板のような構造の総称です。
レコード針においては、材質、サスペンション性能、形状などによって音質に変化をもたらします。
従来の素材はアルミニウムなど金属製が主流ですが、天然木を採用している為、必要サイズまで削り出した後、節や亀裂が入っていると使い物になりません。
木材の持つ特性を生かし、一つずつ慎重かつ丁寧に細心の注意を払いながら組み立てています。
【JICO無垢チップをCSSシリーズにて発売】
無垢チップは一般的なチップとは異なりチップ全体がダイヤモンドで出来ております。
今回発売する無垢チップは先端の角度とラウンド形状は通常の丸チップと同じながら、径のサイズをSASシリーズと類似させております。
JICO無垢チップの音を是非お楽しみください。
【使用上のご注意】
針先が埃などで汚れた場合には、乾いた柔らかいブラシなどを使って奥から手前側にブラシをかけてください。
決して濡らして拭き取るような湿式タイプをご使用にならないでください。カンチレバーの劣化の原因になります。
また、スクラッチプレイでのご使用はお控えください。カンチレバーが折損する可能性がございます。
上記に記載の「一般的な寿命」は、あくまで目安です。実際の使用時間が「一般的な寿命時間以下」であっても、使用状況(指定針圧以外での負担の掛かる使用やホコリ等が多い環境での使用等)や経年劣化等によりご使用いただけなくなる場合があります。
【製品・その他に関するご注意】
レコード針の針先に触れると正常な状態で使用出来なくなるばかりか、ケガの原因となりますので取り扱いには充分ご注意ください。/ノブカラー等の製品の仕様・規格及び外観は、改良のため予告なく変更する場合があります。予めご了承ください。/レコード針及びアクセサリー類は、直射日光や高温多湿を避け、幼児の手の届かない場所で保管してください。/掲載している製品画像と実際の製品の色目は、画質の関係により若干異なる場合があります。/商品ページに記載されている社名及びその他の名称は各社の商標、または登録商標です。
【JICOとは】
明治6年 技術の始まりは「縫い針」
「音の世界を守りたい」これがここ数年来、私たちの目標の一つとなっています。
レコード針は、1本1本を職人が心を込めてつくり上げています。
その製造方法と工程は、今も昔も変わりません。
1本でも需要がある限り、レコード針をつくり続けてまいります。