東京都台東区、浅草寺の裏側にある浅草ミクロ。
浅草の賑わいから少し離れた場所に位置し、レコード/骨董品の販売と和食やお酒が楽しめるお店です。
そして毎週様々なDJ達によるイベントが開催されています。
開店は2019年12月、コロナ禍の直前でしたが開店当時は海外からのお客さんも多かったそうです。
江東区の清澄白河でメキシコ料理のお店Cafe&Bar MEDIUMを2013年に開店し、
その一方で日本らしいお店を出したいという気持ちがあり、和モノブームも後押しして浅草ミクロが誕生しました。
店主の赤堀誠さんは20代の頃はブルーノートで働かれていました。
そこで本物のミュージシャンや食事に触れた経験がお店づくりをしていく上でのルーツになっています。
当時ファラオ・サンダースやエルヴィン・ジョーンズなどの伝説級のミュージシャンが放つ音の厚みやライヴ感を体験し、今でもお店の音作りに影響しています。
ターンテーブル
◆Technics MK5
◆Technics SL-1200GR
ミキサー
◆Pioneer DJM450
◆CDS DS-223FW
モニタースピーカー
◆GENELEC8020a
スピーカーはメインにJBL、サブとしてのタイムドメインは空間的に音を鳴らしています。
食事をしている人へは低音が響かないようにスピーカーの向きを配慮することで、音楽と食事の両方を同時に心地良く楽しめる空間をつくっています。
営業開始から閉店までいるお客さんもいるそうです。
メインスピーカー/アンプ
◆JBL L26 + tweeter =真空管アンプ EKジャパン 22[tu:tu :]
サブスピーカー/アンプ
◆TIMEDOMAIN Yoshii MK2 =専用アンプ
最新の音楽はもちろんのこと戦前の音楽まで幅広く掛けることが多いため、50〜70年代のヴィンテージ機材も揃えています。
モノラルやSP盤にも対応しています。
モノラルスピーカー
◆50年代ドイツ製モノラル =ヴィンテージジョインオリジナルモノラルアンプ
JICOの針はオーディオショップで機材を探していたところ店員さんに勧められたとのこと。
存在自体はご存知でしたが、実際に音を聴いたことはなかったそうです。
JICOの音の感想を伺うと
「迫力と繊細さのバランスが良かった、使う前はもっと強いイメージを持っていました。
これならクラブ系だけでなくリスニング用にも使えるなと思いました。
MMカートリッジでも十分綺麗に鳴ります。」
カートリッジ/レコード針
◆JICO OMNIA IMPACT SILVER
夜はブルーノートで働いていた傍ら、昼間は内装業や家具作りもしていたそうです。
そして30代で本格的に内装業に切り替え、落ち着いてきたタイミングでお店を出し始めました。
お店の家具もご出身である岐阜県で一目惚れして買ったものを使っています。
世代的にはバンドブームでもともとはロック好きでしたが、ファッションに興味を持ち出してからはショーなどで掛かっているテクノやハウスを聴き始めたそうです。
今ではだんだんとワールドミュージックを好むようになってきたこともあり、販売しているレコードはヨーロッパの繊細な音に惹かれドイツから仕入れています。
食事と骨董品を担当されているショウコさん
骨董や家具、レコードでもどんなものでも好きなものをミックスさせて集めていると無意識的に自分のカラーが出てくる。
最新からヴィンテージまで集めてもどこか統一感があるのは”無意識の意識”と語る赤堀さん。
将来的にはまだまだいくつものお店を出していきたいとのこと。
店名のミクロ(三玄路)は3つの玄人を意味しています。
”立ち呑み” ”骨董” ”レコード”の3つそれぞれが各自の役割を持ちながら一体化している、それはまるでライヴバンドのようなステキなお店でした。
●浅草ミクロ
〒111-0032
東京都台東区浅草3-31-9 森ビルⅠ 1F
TEL:03-6802-4396
営業日 金土日月祝
Instagram @asakusa_micro
●cafe&bar MEDIUM
〒135-0021
東京都江東区白河1-4-18 降矢ビル1-A
TEL:03-5809-8716
月曜定休
Instagram @kiyosumimedium
このコーナーでは JICOのカートリッジ/レコード針をお使いのお店を紹介させていただいております。
自薦他薦を問いませんので、どうぞお気軽にご応募くださいませ。
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